高山病と私
レーはヒマラヤ山脈とカラコルム山脈に抱かれた標高3,500mの街。
足を踏み入れる上で避けようもない洗礼がございます。
高山病。
主な症状としては、息苦しさ、頭痛、吐き気、食欲不振。
ひどい場合は肺水腫や脳浮腫を発症する場合も。
後人の為、自分の症状をメモ書きしておきたいと思います。
【中肉中背・運動習慣無し・独身・33歳女子の場合】
1日目
朝8時、オンタイムでレーに到着。
身体的な苦痛は特に何も感じない。しいて挙げるなら少し息苦しい。
でも風景に興奮したせいかもしれないし、ほとんど寝ていないせいかもしれない。
飛行機で一緒になった若い日本人女性Hさんは息苦しいと言っていた。
到着後1~2日は高度順応のために動かない方がいいと言われているが、
けっこう激しく歩き回ってしまったと思う。
でも何にも症状なし。私は高山病を振り切った??
2日目
激しい頭痛で目が覚める。振り切れてなかった。
チェックアウトの荷造りをする。頭痛をガマンしながら次に移る宿を探す。
移ると決めた宿の中庭で、頭痛の激しさにその場でしゃがみ込んでしまう。
バファリンを飲む。しばらくしたら痛みが収まった。
同宿の英国人はマナリーからジープで2日かけてレーにやってきて、
5,000mの山を二つ越えるので、本人を含む乗客ほとんどが頭痛と嘔吐で大変だったとのこと。
この日、レー全体がストライキで商店が閉鎖。
ごはんを食べるのにも一苦労。夕食なんて、宿の小さいお嬢さんの離乳食を分けてもらった。
散歩したり、部屋で本を読んで過ごす。
3日目
激しい頭痛で目が覚める。目覚まし時計不要。
宿の近くにあるカフェ・ドルフィンでボリュームたっぷりの朝食を食べてるうちに治る。
やったー、ゴンパ巡りができる!
容赦ない日差し、満員のバス、ゴンパへの上り下りで体力を消耗する。
帰り、バスが満員なので、屋根の荷台に乗れと指示される。
シートベルトならびに安全装置なしのジェットコースターに30分。
ストレスで胃がキュッとなる。
夜、美味しくて安いチベット料理屋でベジ・タントゥクを食べる。
本当に美味しくて嬉しくなる。
4日目
午前中に近場のゴンパへ行く。暑い。
暑さで食欲がない。けど、しっかり食べる。ほうれん草とチーズのモモ。
私にできる体調管理なんて食べることくらいだ!と必死だった。
それが間違ってた。
ここらへんで、胃腸が動いていないような感覚をおぼえる。
でも食べる。夕食はカレー味のトゥクパ。まずい。
胃が重い。食物が消化されずに詰まっている感じ。胸がムカムカする。
5日目
未明に激しい胃痛。そして腰痛。
早朝に下痢。
まさか本当に使うと思わなかった!バックパックの奥からポカリスウェットの粉末を引っ張り出し、水に溶かしてちびちび飲む。
胃痛が止まらない。腰が痛い。気持ち悪い。
ベッドの上を転げ回る。「お母さん」と心の中で千回くらい叫ぶ。
昼、ドルフィンでヨーグルトとジンジャーレモンを飲んでいると、Hさんと再会。
彼女も胃腸をやられていてぐったりしていた。ここ数日、下痢が止まらず、チャイ以外口にしていないらしい。私よりひどい。
日本から持ってきた胃腸薬はまったく効かないとのこと。
その状況下で、遠方のゴンパ巡りのタクシーシェアを誘う私も私だが、OKしてくれる彼女も彼女だ。
つらいけど病院へ行くならデリーの設備が整ったところがいい、とレーの病院に対して失礼なことを考えていて、
とりあえず這うようにメインバザールの薬局へ行き、旅行保険の冊子をひらいて「胸がムカムカ」「胃の不快感」の英訳部分を指差して薬を処方してもらう。20Rp.。
タブレットタイプの錠剤をなめる。食道を突き抜ける清涼感。「あ、これは胃酸を押さえる薬だ。」と気付く。この薬じゃダメだ。
「胃炎」の英単語を指差して薬を買い直す。3日分60Rp.。
帰り道にHさんと遭遇。知り合いのチベタンの薦めで病院で見てもらい、ウィルス性胃腸炎と診断されたとのこと。
処方してもらった薬のうち1種類が私が買った胃炎の薬と同じだった。少し安心する。
ドルフィンで薬飲んでヨーグルト食べてベッドへ。
胃痛。腰の痛みが今度は背中に移った。痛い。痛い。お母さん。ごめんなさい。
背中に枕を当ててみる。
なぜ私は高いお金を払ってこんなところでこんなに苦しんでいるんだ?
これは悪夢だ。次の朝起きたら私はいつもの自分の部屋にいるにちがいない。
6日目
眠ったのかどうかわからない。ぼんやりと朝。
胃痛と背中の痛みは治まらない。
軽い下痢。
ラダックで残された日はもう今日だけだ。
Hさんとゴンパ巡りの待ち合わせをしてるドルフィンへ。
別の日本人女性が目の前を通りかかったので呼び止める。
タクシーチャーター代が高いので、もう一人くらい仲間が欲しかったのだ。
病人2人とゴンパ巡りをしてくれることを快くOKしてくれる。
四駆車のタクシーの中で女子3人で日本語を目一杯しゃべってたら、胃痛がぴたりと止む・・・
実にあっさりとした高山病の終焉。
レーに戻って、ドルフィンへ。
ヨーグルトを頼んだら、今日は出来が悪いので用意できないとのこと。
代わりに消化が良さそうなヌードル・スープをお願いする。美味しい。
胃腸にはミントティーがいいとのこと。
7日目
デリーに戻る飛行機に乗るため、朝5時起き。
特に体調に異常なし・・・良かった。神様ありがとう。
ドルフィン
ビムラなどの宿が集まる路地の入り口にある。
安くて美味しいからいつもお客さんでいっぱい。
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デリーに戻ってからは、チベット人集落の宿に滞在していた為、
おかゆやトゥクパなどの馴染みのある、胃にやさしい食事を取るようにしました。
食費が浮いて、痩せられて良かったですが、
頬がこけて目の下のクマがひどくなって、ぜんぜんとれません。
老けたなぁ。
高山病の薬(ダイヤモックス等)ですが、私は持って行きませんでした。
診療代をケチったのと、現地で売ってるんじゃないの?と思ったから…。
が、現地で知り合った日本人はきちんと処方してもらってきてました。
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コメント
ストライキするの?
投稿: BlogPetのかぼす2号 | 2009/08/31 13:56