南インド旅行2006

2007/06/10

甘露

南インドのコーヒーチェーン インディアンコーヒーハウス
トリヴァンドラムの店舗はさざえ堂のような螺旋構造を持つ建物。
旅人がとりあえず写真を撮ってしまう、ランドマーク的存在・・・。

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インドではそこかしこにチャイ屋さんがたくさんあります。

日本から持ってきた本も読み終えてしまった私は、
暇を持て回し、目的もなく歩き回りました。
散歩の足を止めては、チャイばかり飲んでいました。

北インドの「ああっつ!!」とグラスから手を離してしまいそうになるくらい
熱々のマサラティーとちがって
(これはこれで旨いんですが)、
南インドはいったん器を移し変え、空気を含ませて、ちょうど良い温かさで供されるが嬉しかったです。
インドのチャイ、ビルマのラペイエなど、
暑い国で、ぼんやり辺りを眺めながら甘ーいお茶を飲むのは、私にとって、至福のひとときです。

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トリヴァンドラムの滞在ホテルに一番近くにあるチャイ屋
こういう小汚いお店の方が旨く感じられるのはなぜだろう。
グラスなんて汲み置きの水で洗ってるし。
じじぃはマイサン、マイサンと言いながら私の頭を撫で回してくれた。
(「お前はMy son」 なのか、「My son の嫁にこい」という意味なのか、どっちかだろう)
実年齢を言ったらドン引きされると思ったので、聞かれてもとぼけた。

こちらはマドゥライのシュリ・ミーナクシ寺院の門前のお店。
ここのもシナモン?が効いてて美味しかったな。
ゴープラムを眺めながらチャイが飲めます。

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空腹を抱えながらの長時間のバス移動の途中で、
バナナとポテトチップスとともに流し込んだチャイも美味しかった。

チャイの糖分は旅人にも滋養と優しさを与えるような気がしてなりません。

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2007/06/09

私の右手

ぼーっとしてたら南インド旅行から10ヶ月が経っていました。
びっくりです。ぼーっとしすぎです。
舌が忘れないうちに、食べもののことなど記録したいと思います。
値段は忘れていまいましたが、1食が100円もしなかったです。
画像は少ないです。
私は食べ物のことになると、ほんっとーに卑しくて、がっついてしまい、
おおかた食べ終わった後に、
「あぁ!!料理の写真撮り忘れてるやん!!」と気付くハメになるのです。

南インドで感じたことは、

・ツーリスト向けの料理が少ない。それはそれで楽しい。
・ロンプラ(日本語版)でお薦めのお店に限って哀しいくらいまずかった。

〈ミールス〉

今回の旅では、きちんと、手でカレーを食べようと決意していました。
出発前日に、爪は深爪寸前まで短く切りそろえたし、
眠る前にイメージトレーニングも欠かしませんでした(少し嘘)。

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ミールスはバナナの葉っぱや、ステンレスのお皿に、
数種のカレーと、ピクルスと、ヨーグルトと、ごはんが乗っかった、カレー定食。
基本的にカレーもライスもお替り無料。
カレーやライスの入った鍋と杓子を持った店員さんが常時店内を回っている。
地元の人々は何回も、しかも山盛りをお替りしているので、
見ているだけでおなかいっぱいになりそう・・・
写真はマドゥライのTMロッジ並びのお店 HOTEL GOWRI GANGGA のもの。
(南インドではレストランもHOTELという名が付いていることが多いみたいです。)
ライスは日本でもよく目にするインディカ米と、ほんのりピンク色の丸い大粒のお米の2種類がありました。
インディカ米はさっぱりしてて、軽くて、いくらでもお腹に入る感じですが、
後者のお米は水っぽくて、大味で、私はあんまり・・・でした。

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ここが一番美味しかった~。また食べたい。
このミールスを食べにマドゥライへ行きたい。

トリバンドラム駅前にある SREE LEKSHMI NARAYANA BHAVAN も美味しかったです。

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私はここで地元の方々に見守られながら、手カレーデビューを果たしたのです。

〈ドーサ〉

朝食はいつもドーサと言うクレープのようなもの(材料は豆と米の粉だそうです)を注文して食べてました。
写真のようなパリパリタイプ(ペーパー・ドーサ)と、しっとりタイプがあります。
カレー風味の何かと、ココナッツ風味の何かを付けながら食べます。
中にカレーが入ると、マサラ・ドーサと呼ばれるものになります。

Rimg0130レンズにおさまらない

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トリヴァンドラムでは毎朝このお店で食べてました。
初日に、交差点で井戸端会議をしていたリキシャードライバーのおじさんたちに、
テルミーグッドブレックファスト、オーケイ?とかなんとか訊いてみて、
このお店を勧められたのですが、確かに旨かったので、定番となってしまいました。

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2007/01/28

買いまSHOW

トリヴァンドラム滞在1日目の午前中は、帰りの飛行機のリコンファームや、
明日のマドライ行きのバスチケットの手配などで、
市内をあちこち動き回った。
まず気がついたのは、
街を歩く若い女性の多さだった。
そして、その女性の多くは、パンジャビ・スーツ(クルタスルワール)を身に纏っていた。

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パンジャビ・スーツは上衣・パンツ・ストールで1セットです

原色やパステルカラー、プリントや刺繍、色んな柄があるけれど、
共通するのは北インドで見かけるものより、体型に合わせたぴったり目だということ。
とてもよく似合っている。
当然わたくしも欲しくなってしまった・・・

チャイナドレス・・・結婚式のお呼ばれで一回着ただけ
アオザイ・・・結婚式のお呼ばれで一回着ただけ
ロンジー(ミャンマーの巻きスカート)・・・日本じゃ着れない

【日本じゃお蔵入りコレクシオン】がもうひとつ増えることになった・・・

宿泊先のフロントの女性(この方も素敵なパンジャビをお召しになっていた)に
「パンジャビ・スーツ、ワタシ、買ウ、ドコ?」とつたない英語でたずねると、
「それなら、パルタスがいいわよ!」と快く教えて下さった。
地図に位置を書き込んでもらうと、歩いて行ける距離だった。
パルタスはパンジャビドレスの他に、サリーやオーダーメイドの洋服などを扱う衣料品のデパート。
外観もフロアも綺麗で、客層も多分、アッパークラスの人たちばかり。
定価なので、値切りが下手な私にはとっては気が楽だった。

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Rimg0019

この建物の中に2時間はいたと思う。
迷いに迷って、旅先でも自分で洗濯できるような、コットン製の、
フロアの商品の中でもかなり安い方の1着を買った。300Rps。

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翌々日、マドゥライで早速着てみたけど、
こんなに体型にあってない、ぶかぶかの、安っぽいパンジャビを着てるのは私くらいだった。
他の女性はもっときちんとした素材のものを着ている。

私が購入したものは、部屋着とか、そういう部類のものなのだろうか・・・


PARTHAS
Power House Road,Thiruvanathapuram,Kerala, India.
Phone : 91+471-2461949, 2462164
Fax : 2463136
http://www.parthastvm.com/index.htm 
(音声注意)

トリヴァンドラム以外でも店舗を見かけました。


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2006/10/24

憶測のシンガポール

いちごさんの日記に勝手に連動しています。

今回の南インド旅行はシンガポール航空を利用したので、シンガポール乗継でした。
シンガポール~日本間は便数が多いので、乗継はスムーズなのですが、
今回はシンガポールにも立ち寄りたいと思ったので、
帰りはわざと乗継まで15時間ほどかかる飛行機を選びました。
トリヴァンドラムを深夜に発ったシルクエアは未明にシンガポールに到着しました。
仮眠室で5時間ほど爆睡し、フードコートで簡単な朝食を済ませた後、出国しました。
重いバックパックは税関の外の荷物預かり所に預けました。
多分、3.5S$ほどだったと思います。

出国した私は、
空港でもらった地下鉄路線図を眺めながら、さて、どこへ行こうと思案しましたが、
マーライオンしか思い浮かびませんでした。

とりあえずマーライオンのあるセントーサ島へ行こう。
セントーサ島へは地下鉄でハーバーという駅まで行って、ロープウェイに乗り換えるようです。

空港ターミナル1は地下鉄に直結しています。
地下鉄で乗り合わせ、話しかけてきた親切な青年が乗継駅を教えてくれました。
警戒心から、終始、不機嫌な顔をしていた自分を、少しだけ恥じました。

Rimg0140 海を越えてくロープウェイ

Rimg0143 きらめく

Ridephoto_2 んんんんー

セントーサ島は観光客であふれかえっていました。
懐かしい日本語も飛び交っています。
団体や家族、カップルばかりで、一人旅の30女なんて私くらいです。

マーライオンのある丘から、ビーチへはジャングルのような遊歩道もありますが、
リュージュやリフトを利用するのが楽しくてラクでしょう。
ひとりでリュージュで下り、リフトで戻りました。
遊園地のように、写真サービスがあります。でプリントかEメールで送ってくれたりもします。
・・・送ってもらいました。

セントーサ島を出て、チャイナタウンへ向かいました。
屋台街でラクサを食べるためです。
ラクサとはマレー地方で食される、
魚介だしとココナッツミルクのスープに、太目のぷるぷるの麺が入った料理です。
これが食べてみたくて長いこと憧れの料理でした。
予想通り美味しかった!(名残惜しさに空港でも食べたけど、これはイマイチでした。)
デザートにピーナツ入りの生姜スープに入ったゴマ餡団子を頼みましたが、これもウマー。

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満足感を胸に、腹に、再び空港へと戻りました。

※シンガポール乗継の観光客を対象とした、無料の市内ツアーもあります。

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2006/10/15

移動のことなど

とりあえずの予定として、トリヴァンドラムからゴープラムを観にマドゥライに向かおうと考えていた。今回は、これまで2回の一人旅とちがって、あらかじめ日本から国内線の手配をしていなかった。したがって、気分が変わって目的地を突然変更してもいいのだ、誰も迷惑しない。マドゥライではなく、コーチンへ行って、ボートトリップしてもいい。ブッタパルティに行ってサイババを拝んでもいい、お金があったら、モルジブなんてどうかしら?私の自由なんだ。ああ、どうしよう、なんだかオラ、ワクワクしてきたぞ!
ワクワクしたけど、結局マドゥライ行きのバスチケットを購入していた。

以下の情報は2006年7月から8月時点のものです。
また、記憶違いも多々あると思います。あくまでも参考程度に留めて下さいね。

トリヴァンドラム空港 → 市内 HOTEL REGENCY
プリペイドタクシー 206Rps 所要時間 20分
プリペイドタクシーって看板掲げてるけど、プリペイド(前払い)じゃなかった。時間帯に拠るんでしょうか。よくわかりません。インドだもん。悪名名高いデリーのそれと違って、ちゃんとまっすぐ目的地に着けてくれました。両足のない物乞いの方に止められて、車がなかなか出せなかった。なんとも言えない気分になり、言葉を失う。インドの洗礼。

トリヴァンドラム → マドゥライ
デラックスバス 135Rps 所要9時間
中・長距離バスはトリバンドラム駅前のバススタンドから出発。マドゥライ行きは東端のESTCバスのチケット売場で購入。乗り場もここ。
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始発は10:30、最終は22:30。私は始発に乗りましたが、出発時間は30分遅れて、マドゥライに着いたのはその9時間後。日もとっぷり暮れておりますから、たいそう不安な思いをしました。夜行で行って朝に到着した方が良かったかな…。
デラックスかデラックスではないかという違いは窓があるかないかということらしい。エアコンがついていないので、窓は開けっ放しということになる。インド映画のDVDをもっそい大音量で流してくれる。ネットワークウォークマンのイヤホンから流れる民生の声もかき消される。もちろん眠りたくても眠れない。自由席ですのでスピーカーの位置も考慮して席をお決めになって下さい。

マドゥライ・ニューセントラルバスステーション → ペリヤールバスステーション(終点)
路線バス(300番) 4.5Rps 所要20分

中・長距離バスは郊外にあるニューセントラルバスステーションに到着するので、市内へは路線バスに乗り換えるか、タクシー、リキシャーをつかまえなければなりません。
300番、もしくは500番の路線バスに乗ると、終点がマドゥライの鉄道駅近くのペリヤールバスステーション。
夜だったので、路線バスで駅前に着いてから、その後、歩いてホテルに着くまでが怖かった。初めての街で、暗かったので方向感覚がショート。パニックになった私は意味もなく歩き回ってさらに体力を消耗。バスではなく、オートリキシャーでホテルまで直接連れていってもらった方が良かったような気が。その時は夜にリキシャーに一人で乗る方が怖いかも…と判断してしまったんですけどね。どっちがいいのかな。涙を浮かべて、あー!もー!独りはイヤー!と思った瞬間だった。
※ご注意※
ニューセントラルバスステーションに着いた私は、次の目的地のチケットを買ってしまおうと思った。チケット売場を探していると、係員と名乗る人がチケット売場へ案内してくれた。怪しいとわかっていたけど、とりあえず付いていってしまった。疲れていると判断力がにぶります。案内されたのはチケット売場ではなく、旅行代理店だった。ああ、やっぱり…。しかし、なんでバスステーションの中に旅行代理店があるのさー!カニャークマリ行きのチケットの値段を聞くと、ガイドブックに書かれた値段より少し安かった。まー、お得!ラッキー!!私って旅上手!…なんて思うわけはなく、すんません、今日は決められません。と言いながら、その旅行代理店を出て行った。カニャークマリ行きのチケットではなく、その手前の街までしか行かないただの路線バスのチケットを数倍の値段で買わされてしまうという事例もガイドブックに書いてあったからです。建物の正面玄関?に回ったら、きちんと案内所がありました。


マドゥライ HOTEL Supreme → ティルマライ・ナーヤカ宮殿
オートリキシャー 35Rps(片道)所要時間 5~10分

マドライ ニューセントラルバスステーション → カニャークマリ
デラックスバス 99Rps 所要4時間
うすうす感づいていたけど、バスチケットはあらかじめ予約しなくても、バスの中で直接購入可。カニャークマリ行きの乗り場はNo.8 。この時期、左側の席は日当たり良好。途中で慌ててストールを被るも、到着する頃には顔左半分が真っ赤になった。顔がセンターマン。今もその時の思い出としてシミが頬に残る。到着間際、痴漢に遭う。指を潰してやればよかった。

カニャークマリ → トリヴァンドラム
汽車(バンガロールExp.) 2等寝台AC付き 62Rps 所要1時間
インド国鉄のHPから、使うかもしれない路線の時刻を下調べしておきました。なんだかよくわからないけど大変だとされている切符の入手も、このインド最南端の町のインド最南端の駅から出る汽車はおそらく全部始発だろうから、初心者の私でも買いやすいだろうと判断して、インドの鉄道初挑戦となりました。予約が必要なのかしらん、と思って1日前に窓口に行くと、購入申込書を見た係員は、当日でいいと言いました。近距離だからかな。Rimg0118_1

ところで、汽車が駅に到着しても、日本のように、駅名がアナウンスされるわけではありません。案の定、同乗していたもう一人の日本人の方が教えてくれなければ、乗り過ごすところでした…。だって、到着予定時刻よりずいぶん早く着くんだもの。
車窓から、これでもかと生える椰子の木と、水田と、そこで生活を営む人々の様子を見ていたら、1時間なんてあっという間だった。

トリヴァンドラム駅 → イーストフォート・バススタンド
オートリキシャー 15Rps 所要時間5分

イーストフォート・バススタンド → コヴァラム・ビーチ(観光案内所:終点)
路線バス 8Rps 所要時間30分

市内 HOTEL REGENCY → トリヴァンドラム空港
オートリキシャー 100Rps
思い出したくもありませんが。
到着すると、当初の言い値の2倍の値段を要求されました。プラスナイトチャージだとか、なんとか。このドライバーの運転は今まで乗ったどのリキシャーよりも運転が荒く、私は叫び声を何度も上げました。(目の前にバスが迫ったり!)あなたの運転に200Rpsも払う価値なんて絶対ない!怒りにふるえた私は100Rp札1枚をドライバーに押し付け、走って空港の建物に逃げ込みました。ドライバーは何か怒鳴り、私が置き忘れたペットボトルを投げつけてきました。最後の最後に、ほんっとーに嫌な思いをしました。北インドじゃ、こんなことが毎日続くみたいだけど。
ジジイのドライバーはなるべくやめたほうがいい。

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2006/09/10

椰子の林の都

シンガポール発トリヴァンドラム行きの飛行機の搭乗率3割ほどだった。
(帰りもこんな感じだったから、この路線、そのうちなくなるんじゃ・・・)
1列を独り占めして、毛布も枕も3人分使って、
カラダを横にして眠ることができた。
日本時間ではもう深夜だったので眠くて仕方がなかった。

うとうとしながらも、旅の始まりを考えていた。
送迎の手配をしてないけど、市内にまともに着けるかな。
空港でリコンファームできるかな。
あああインドなんて、インドなんて、めんどくさい。
なんで行こうと思ったんだろう。
もう、インドに着かなくていいや・・・
このまま眠っていたい・・・

着かないはずがなかった。

4時間も経つと、シートベルト着用のアナウンスで起こされた。
飛行機が高度を落とし始めると、窓の外を見た。

眼下には、今まで見たことのない不思議な夜景が広がっていた。

やわらかな、ぽわんとした灯りが地上に点々と散らばっている。
そのはかなげな光が、たよりなく揺れている。
建物の灯りが何かの影によって、さえぎられたり現れたりするのでそう見えているようだ。
光が見え隠れするその様子もあたたかくて、やさしい。

光の明滅を作る影の正体は椰子の葉だった。
椰子の林の下に、建物がぽつんぽつんと点在しているのだ。

トリヴァンドラムはケララ州の州都にあたる。
なんとのどかな都であろう。
ちなみにケララは椰子の国を意味する言葉だとか。
そのまんま。まさしく。

椰子の林が広がる町。
椰子の木の間を縫うように風が林の中を吹きめぐらす。
そうして風が椰子の葉を揺らす。

日本に帰ってから、
仕事の合間や、家でテレビを見たりしている時にふと、考えることがある。
私がこうして日常に沈んでいる間にも、
ケララにはあの風が今も吹き抜けているのだなぁ、と。

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2006/09/03

イントロダクション

Indiaall Indiacolor_1

チベットに行って高山病にかかったり、輝く白い山々や、これ以上もないほど青いという空を眺めたりするつもりが、
航空券が取れずインドの先っちょを旅することになってしまいました。

もちろん北インドにも再挑戦したかったのですが、社会人が仕事の合間を縫って1週間やそこらで旅するには、エネルギーの消耗が激しすぎるような気がしました(私には)。
人柄も気候も穏やかで、バスによる交通網が発達しているという南インドなら、まま、充実した旅ができるのではないかと予想したわけです。
南インドへの玄関口としては、チェンナイ、コーチン、バンガロール、トリヴァンドラムなどが挙げられます。日本から直行便はありませんが、マレーシア航空やシンガポール航空の乗継なら便数も多く、同日着も難しくありません。予想以上のアクセスのしやすさに驚き、南インド旅行実現に弾みがつきました。

チェンナイから入ってマハーバリプラムの海岸寺院(世界遺産)を観るか、トリヴァンドラムから入ってインド亜大陸最南端、カニャークマリに行くか悩んで後者に決定しました。トリヴァンドラムという聞き慣れぬ都市の響きと、「最南端」という言葉が、私には輝いて見えたのです。
その時は。

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2006/08/20

南インドの宿・コヴァラムビーチ

Pappukutty Beach Resort パプクティ・ビーチ・リゾート

2006/08/02~08/03

ダブル 850Rp(税込)

エアコン○
トイレ○
トイレットペーパー○
シャワー○
バスタオル○
冷蔵庫○
テレビ○
ルームサービス○

Light house Beach, Kovalam,Trivandrum
TEL:0471-2480235
FAX:0471-2480234

Kovalam1_1 Kovalam2


ホテル過剰供給気味のコヴァラム。おまけにオフシーズンなので、部屋はどこもガラガラ。
3軒目に見たこの宿に決めた理由は、マネージャーとフロント係のとぼけたキャラクター。宿を探して海辺をほっつき歩いていると、遠くに、このけっこう大柄な2人が並んで、両腕を上下させて私を手招きしているのが見えた・・・。爆笑しながら宿に吸い寄せられてしまった。テレビを日本語放送のチャンネルに設定してくれたり、カタカリが観れるホテルを探してくれたり、面倒見もよかった。
今回の旅初めてのエアコン部屋にした。ビーチが目の前なので、防犯上、窓を閉め切れた方がいいかなぁと思ったので。夜も熱いシャワーがガンガン出た。バルコニーの椅子のすわり心地もよく、海を眺めながらうとうとしたりしながら過ごした。
ただ、ドアのカギがかかりにくかったので、ドアに椅子を押し付けて眠った。

コヴァラムは停電が多いです。

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南インドの宿・カニャークマリ②

Hotel MAADHINI ホテル マディーニ

2006/08/01~08/02

ダブル 450Rp(税込)

エアコン×
トイレ○
トイレットペーパー○
シャワー○
バスタオル○
冷蔵庫×
テレビ○
ルームサービス○

East Car St., Kanyakumari
TEL:04652-246787
FAX:04652-246657

E-mail:hotel_maadhini@sancharnet.in

Kanyakumari2 Kanyakumari1

フロント(3F)から間近に見える海の景色に魅かれて決めた宿。
ノンエアコンのシービュールームをお願いしたら、5Fのバルコニー付きの部屋(550Rp)と最上階(6F)のシービューじゃないけど、ドアの外がすぐテラス(写真右)になっている部屋を案内され、後者にした。
最上階は客室3部屋とテラス、従業員のバスルーム・・・という作りになっていて、時間によっては海の眺望抜群のテラスを独り占めだった。テラスから階段で屋上に行ける。ここからの眺望がさらに良い。
私は気付かなかったが、3Fのデラックスルームにはゴキブリがガンガン出たらしい。私はとても気に入ったホテルなのだが、地球の歩き方最新版のホテルリストからははずれてしまいましたね・・・

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南インドの宿・カニャークマリ①

Sea View Lodge シー・ビュー・ロッジ

2006/07/31~08/01

ダブル 370Rp(税込)

エアコン×
トイレ○
トイレットペーパー×
シャワー○
バスタオル○
冷蔵庫×
テレビ○
ルームサービス○

South Car St. ,Kanyakumari
TEL:04652-247333
FAX:04652-246627

Kanyakumari3_21階のエアコンなしのシービュールームを選択。
従業員がルームサービスの注文をしつこく聞きにくる。その割には客の見えるところでだらだら休んでおしゃべりしていたりする。オフシーズンだから仕方ないのか。
チェックインした後に気付いたのだけれど、廊下に面したバスルームの小窓が、目線の高さ!余裕で覗ける(閉められないタイプの小窓)!バケツで目隠しして対処しましたが・・・1泊でチェックアウト。
女性には絶対お薦めできません。

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南インドの宿・マドゥライ②

Hotel Supreme ホテル スプリーム

2006/07/30~07/31

ツイン 500Rp(税込)

エアコン×
トイレ○
トイレットペーパー○
シャワー○
バスタオル○
冷蔵庫×
テレビ○
ルームサービス○

110,West Perumal Maistry Street,Madurai
TEL:0452-2343151
FAX:0452-2342637

mail: hsupreme@sancharnet.in

Madurai1外国人観光客が多いホテル。最安値の部屋を選んだが、窓も大きく広々として、清潔で申し分なかった。
トラベルカウンター、ネットカフェ(日本語×)などもあり便利。
ルーフトップレストランからは遠くにライトアップされたミーナークシ寺院が見える。

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南インドの宿・マドゥライ①

TM Rodge TMロッジ

2006/07/29~07/30

ダブル 300Rp(税込)

エアコン×
トイレ○
トイレットペーパー×
シャワー○
バスタオル×
冷蔵庫×
テレビ×(壊れてた)
ルームサービス○

50,West Perumal Maistry Street,Madurai
TEL:0452-2341651

Madurai2一番安いシングルルームが窓が小さくて薄暗いので、もっと明るい部屋はないかと聞いたら屋上に箱を載せたような、最上階にただ1室ある面白い部屋を案内された。到着したのが夜だったので、他のホテルを探す気力もなく、チェックイン。
風通しが良すぎるのと従業員の出入りが多いので落ち着かなかった。洗面台がなぜかバルコニーにあって、めんどくさいことが決め手になり1泊でチェックアウトしてしまった。
右隣にあるおそらくホテルと同経営のレストランのミールスがとても美味しかった。

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南インドの宿・トリヴァンドラム

HOTEL Regency  ホテル・リージェンシー

2006/07/27~07/29
2006/08/03~08/04

シングル 431Rp(税込)

エアコン×
トイレ○
トイレットペーパー○
シャワー○
バスタオル○
冷蔵庫×
テレビ○
ルームサービス○

Manjalikulam Cross Road, Thampanoor
Thiruvananthapuram
TEL:0095-1-240780~240782
mail: hotelregency@sify.com

1泊目だけはメールで予約。駅もバススタンドも郵便局も近い。従業員も親切で押し付けがましくない。ホットシャワーは昼間だけ出る。併設のレストランも美味しい。女一人旅だとホテルの中にレストランがあるかどうか重要になってきます。(夜に外へ出なくて済むから)

Trivandrum2 Trivandrum1

でも、もう少し安くて綺麗なホテルがありそうだよなと、周辺をうろついていた時に見つけたPRINCESS INNという外観がピンク色の真新しい宿に目を付けておきました、帰国前日はこちらに泊まろうとしたのですが、シングルがすでに満室。デラックスルームを見せてもらいましたが、広くて天井が高くて床もバスルームもピカピカ!ベッドが3つもついて550Rps(税抜)という安さでした。3つのベッドを使いこなす自信がなく、リージェンシーに戻りました…

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2006/08/07

インドの果て

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インド亜大陸最南端・カニャークマリ(コモリン岬)
クマリ・アンマン寺院を擁するこの地はヒンドゥー教徒の巡礼の地。
“最南端”という言葉にひかれて、物好きな外国人ツーリストがうっかりと訪れる。
海を眺めるより他ない町だ。
目の前でベンガル湾・インド洋・アラビア海と三方の海が出会う。
宿泊していたホテルの屋上のネオンサインの下で、
潮風に吹かれながらひとりで夕暮れを待ったことが一番の思い出です。

一説によると、
写真を残すと、脳からその本当の光景が消えてしまうそうです。
だから、本当に忘れたくない景色は、撮影しないことにしました。

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2006/08/06

マドゥライ

タミル・ナードゥ州第二の都市マドゥライ
シュリ・ミーナークシ寺院

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